葛西新聞 
「江戸川区花火大会実行委員会」（中川泰一会長）は2023年12月19日（火）、えどがわの夏の一大風物詩「第49回江戸川区花火大会」の開催日を、2024年8月24日（土）に決定した。また、合わせて「有料席」と「区民向け無料招待エリア」を新たに設定することも決めた。
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一会場の打ち上げ総数が約1万4000発と全国有数を誇る「江戸川区花火大会」は1976年から開催。江戸時代から続く創業360年を超える老舗「株式会社宗家花火鍵屋」が第1回大会から打ち上げを担当している。
昨年8月5日に4年ぶりに開催された第48回大会には、139万人（江戸川区側90万人・市川市側49万人）の観客が訪れた。
同大会は、例年8月第1週の土曜日に開催してきたが、今年は「パリ2024夏季オリンピック（2024年7月26日～8月11日）」の開催期間と重なる。
花火打ち上げの現場責任者である宗家花火鍵屋15代目当主の天野安喜子さんは、柔道競技の国際審判員としての顔も持ち、東京オリンピックの柔道競技では、日本人唯一の審判員として決勝の審判も務めた。今回も天野さんがパリオリンピック柔道競技の審判として派遣されることを視野に入れ、早期に大会日程を決めた。
中川会長は、「地元の鍵屋さんあっての江戸川区花火大会です。天野さんの名誉あるパリ五輪への派遣が決定した暁には、快く送り出したいと思います」と話した。
また、大会運営コストの高騰を受け、安定的かつ永続的に大会を開催するため、「有料席」を設定することも決定。席の確保による観覧者の時差来場にも寄与する効果も期待する。さらに区民向けに「無料招待エリア」を設置することも決定した。
同花火大会の実施概要やプログラムなどの詳細は、4月頃に開催する同実行委員会常任委員会で決定される予定。
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