子どもの健やかな成長を祝う伝統行事の七五三。ライフスタイルの多様化に伴って、お祝いの仕方も家庭によってさまざまだが、どのような形であれ、子どもたちの健やかな成長を祝い、願う機会にしたいもの。今年の七五三について関係者に話を聞いた。
地域のママたちに聞いた七五三エピソードやアドバイス
●気合を入れて主役の次男は羽織袴。私も和装で挑みましたが、当日はなんと雨。次男は慣れない雪駄で見事に転ぶなど、ドタバタの七五三でした。あとで気づいたのですが、写真館の人が用意してくれた雪駄にこだわらず、靴を履かせればよかった。
●満3歳でお祝いを。スタジオの撮影ではかわいい着物に大喜び!
●スタジオ撮影の時間が長引くことも。お気に入りのおやつや飲み物はご機嫌とりに必須。
●フォトスタジオで着付け、撮影。そのまま衣装をレンタルして神社でお参りとご祈祷を。着付けしてもらった衣装でおでかけするのも楽しそうでした。時期はスタジオの早割がある夏前に。
●私(母)の七五三の着物を子どもにも着せて写真撮影!お参り用はレンタルで早割使ってブランド物を借りました。
●3歳と7歳の2回撮ったけど、7歳の分は早割りで6歳のときに撮影しました。
●うちは2人(男児1・女児1)とも祈祷してもらったよ! 祖父母も呼んで一緒に会食しました。
祈祷は事前予約をお参りは11月に
こだわらなくてもOK
神社で七五三の祈祷を希望する場合は事前に予約をしよう。
「各神社ごとに人数制限を設けながら祈祷を行っております。ご予約の際にご説明いたします」と清瀧神社の黒川彰吾宮司。
以前は11月15日にお参りする習わしだったが、近年は家庭の都合に合わせて前後の土日や祝日を利用することが増えているとのこと。また、11月や土日などにこだわらず、家族の状況に合わせたお参りを考えてみよう。
「神職が神前で奏上する祝詞の中に『今日乃生日乃足日爾~(きょうのいくひのたるひに~)』という一文があります。これは『その方がお参りするその日が一番良い日ですよ』という意味。お参りをする人の事情に合わせて日にちを決めて大丈夫です」と黒川宮司。
同社では年間を通じて七五三の祈祷を受け付けている。