学生ボランティアも参加
6月3日(月)午後、JR市川駅、本八幡駅周辺で「痴漢被害撲滅キャンペーン」(市川警察署主催)が行われ、千葉商科大学、和洋女子大学および東京経営短期大学の学生ボランティアと教員が参加し、駅の利用者や道行く人に痴漢被害撲滅を呼びかけた。
市川駅では、市川警察署の本間裕史警部補が、活動するボランティアたちに向け「薄着で外出する人が増えるこの時期、痴漢や盗撮被害に遭わないようにするには『周りをよく見ること』が大切。電車やエスカレーターに乗るとき、イヤホンをいったん外して後ろを見ることが大事。後ろを見るのが怖いときは、スマートフォンを切って黒い画面を鏡代わりにするとよいです」と説明した。
学生たちは、警察官やJR職員と共に、駅を利用する女子高校生や大学生、通勤客などに痴漢撲滅を呼びかけるチラシを配り、痴漢への注意喚起を行った。
参加した女子大生の一人は「もともとこうしたボランティアに興味があったので参加した。最初はチラシを受け取ってくれるかどうか不安でした。でも皆さん、やさしく受け取ってくれました」とほっとした表情で話した。
痴漢や盗撮の被害が多い時間帯は、朝や夕方の通学・通勤の時間。また深夜帯も多い。「電車で被害に遭って声が上げられないときは別の車両に移動するか次の駅で降りたりして、その場を離れることです。とにかく『自分の身を守る』。まずは自分の被害を最小限にしてほしい」と本間警部補は呼びかけた。