わんぱく相撲女子
第5回わんぱく相撲女子全国大会に千葉県代表で出場する市川市内の小学生3人が、9月12日(木)、市川市役所に田中甲市長を表敬訪問した。
児童3人は、浅見優実さん(南新浜小6年)、岩瀬咲良さん(鶴指小5年)、吉田多絵さん(妙典小4年)で、市川・浦安女子相撲倶楽部(越川雅史監督)に所属。運動しやすい服の上にまわしを巻いたふだんの練習スタイルで、市長の前に並んだ。
3人は今年6月のわんぱく相撲市川場所の学年別女子の部でそれぞれ優勝し、同月の千葉ブロック大会(団体戦)で3位となり、全国大会出場を決めた。
あどけない3人を迎えて市長も思わず「あれれ、かわいいね。よく来てくれました」と目を細めた。
浅見さんは昨年も全国大会に出場したが、全国の壁は厚かった。「今度こそ悲願の1勝を果たしたい」。幼い頃からバレエで鍛えた柔軟性が相撲にも生きているという。同席した保護者にも促され、その場で脚を高々と上げる見事な四股を披露した。
岩瀬さんは「目指すのは優勝」。得意のミニバスケットで培ったスピードとパワーが持ち味。練習で苦手な手押し車を克服しようと、あえてその場で手押し車を実演した。
吉田さんは、ようやく土俵の作法に慣れたばかりだが、「たくさん勝って家族を喜ばせたい」とけなげに話す。そして、取り出したのはけん玉。「けん玉で養った集中力が武器」と、一発で高度な技を成功させてみせた。
3人のパフォーマンスに、市長もすっかりファンになった様子で「応援しています。元気に活躍してください」と笑顔で激励した。
全国大会はその後9月22日(日)に、愛媛県松山市で開催された。市川チームは勝ち星には恵まれなかったが、3人の健闘は市川市の女子相撲の発展にまた貴重な一歩をしるしたと言えそうだ。