公開日: 2024年10月15日

市川の誉れにふさわしい2人を選出 「市川市名誉市民」の称号を贈る

行徳新聞
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9月11日(水)、市川市役所第一庁舎で市川市名誉市民決定通知書授与式が行われた。
名誉市民に選ばれたのは、警備会社大手「全日警」の創業者、片岡直公さん(87歳)と、市川に関する歴史書や小説を数多く手がけた文学者、中津攸子さん(89歳)。

市川市名誉市民は、市民または市に縁故が深い人で、市の経済発展や文化振興に貢献し、その功績が顕著である人物に贈られる称号。これまで、日本画家の東山魁夷や、脚本家の水木洋子、小説家の永井荷風など、市ゆかりの21人に贈られている。
文化芸術系の人が多かった中、今回の片岡さんは、経済界からの選出。これは蓜島正次さんに次ぐ2人目だという。
田中甲市長は、「市川市のみならず日本の経済発展に尽力してくださった」と片岡さんの功績を称えた。同時に、自身もファンであるという中津さんには「文学で市川を多くの人に紹介し、素晴らしい功績を残された」とその貢献に感謝した。
名誉市民決定通知書を手にした片岡さんは、「私は市川生まれ、市川育ち。そして今も市川に住んでいるので、市民として市川をとても大事に思っています。市川市が県、ひいては国のリーダーとなれるようがんばっていただきたい」と市への愛情をにじませた。
また、中津さんは「市川の歴史の多くが、日本の歴史のターニングポイントとなっていることを子どもたちに伝えたい」と話し、「自分が住んでいる地域に愛情と情熱を持ちながら、世の中のすべてを大切に思う心を持つ人になってほしい」と未来を担う子どもたちへの思いを語った。

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