9月26日(木)~29日(日)全日警ホール2階八幡美術館。「回遊展in八幡」の一環で開催している展示会を見に行った。
吉田茂さんと妻の桃野夢子さん(吉田昌子)は、東京芸大日本画科で知り合い、結婚後に市川市東菅野に新居を設けて活動した日本画家。
「ひまわり」を好んで描写していた吉田さん。
この展示会では、笑ったり、悩んだり…まるで生きているかのように描かれた、ひまわりの喜怒哀楽を、肌で感じることができた。
桃野夢子さんが制作を始めたのは、吉田さんが亡くなってから。
それまでは、東菅野の自宅で画塾を開き、吉田さんの活動を支えていた。彼女の作品は柔らかく、そして優しさに満ち溢れている。
吉田さんの他界後、桃野さんがローマ法王へ宛てた手紙がきっかけで、2つの作品がバチカン宮殿に飾られることになった。
回遊展スタッフの石井かづこさんは「あまり知られていない二人ですが、素晴らしい作品の数々です。ぜひ、触れてみてください!ちなみに吉田茂は、政治家の吉田茂氏と同姓同名。お間違えなく」と笑う。
私もネットで検索して混乱した一人(笑)。絵の前にしばらく佇みたく作品の数々を、この機会にぜひ見に行って欲しい。
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