8月15日(木)、浦安警察署で「電話de詐欺未然防止功労者に対する感謝状贈呈式」が行われ、セブン-イレブン浦安美浜店に生活安全部長感謝状が、同店従業員の杉山ミドリさんに署長感謝状が贈呈された。
今年7月1日と2日、同店で80代の男性客が高額の電子マネーカードを購入しようとした。不審に思った杉山さんたちが声をかけ、警察に通報。電話de詐欺を未然に防いだ。
同店では、日ごろからレジカウンターに警察の配布資料(チェックシート)を置き、従業員一丸となって電話de詐欺被害防止の積極的な声掛けを行っている。何も疑っていない相手に「詐欺に遭っていますよ」と言ってもなかなか聞いてもらえないという経験から、このチェックシートを見せながら「こういう画面が出てきたでしょう?」「こんなこと言われませんでしたか?」など具体的な例を挙げて説得する。今回はそれが功を奏したという。
こうした日頃の取り組みの結果、同店は今年に入り複数回、詐欺被害を未然に防止している。感謝状を手にした杉山さんは「当たり前のこと、普通のことをやっただけです」と言い、「普段からチェックシートに加え、高額な支払いと高齢者との組み合わせには積極的に声をかけています。これからも警察と連携し、従業員一丸となって取り組んでいきたい」と語った。
「コンビニは被害防止の最後の砦。引き続き協力・連携をお願いしたい」と生活安全課の寺島努課長。「犯人は音や画面を使ってこちらを焦らせ、早く電子マネー等を買わせようとしてくる。とにかくまずは落ち着いて、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けた。