地元の小松菜を使った健康弁当を開発
7月31日(水)、江戸川区役所で「相模女子大学、株式会社イトーヨーカ堂、江戸川区産学官連携による食環境整備事業に関する協定の締結式」が行われた。
三者が協働し、健康に留意した「頑張るあなたを!応援弁当」を開発。8月7日から13日までイトーヨーカ堂小岩店とアリオ葛西店で販売された。
江戸川区は東京都の平均に比べて生活習慣病の割合が高く、野菜の摂取量が少ないのが課題とされていた。そこで相模女子大学の学生が、野菜をたくさん使いながらも塩分は少なめの健康弁当を開発。イトーヨーカ堂が商品化したのが今回の「健康弁当」だ。
弁当はハワイをイメージしたロコモコ丼で、味は塩分控えめとは思えないほどしっかりしており、満足感がある。地元産の小松菜を使用した小松菜ソースの緑が鮮やかで、夏野菜のマリネがさっぱりとしていて夏にぴったりだ。
相模女子大学の担当者は「栄養バランスを考え、地元の小松菜を利用し、江戸川区の姉妹都市ホノルルからハワイをイメージしました」と話す。イトーヨーカ堂の担当者は「学生の皆さんの考えた栄養価と材料の原価のバランスをとるために何度も打ち合わせてできたお弁当です。たくさんの人に食べていただきたいです」と開発の様子を振り返った。
斉藤猛江戸川区長は「これからも三者で一緒になり区民の食の環境整備を進めていきたい」とあいさつ。相模女子大学の田畑雅英学長は「区民の皆さまの健康や食生活に関するさまざまな課題を考慮しながら、学生の発想を生かして食を楽しんでいただけるように開発しました」、株式会社イトーヨーカ堂の荒谷一徳取締役執行役員販売事業部長は「われわれの食の提供によって、区民の健康課題の解決に取り組むことができました。今後も継続して取り組んでまいります」と話した。