『世界を物語として生きるために』
さやわか/著(青土社)
紹介してくれたのは … 浦安市立中央図書館 前田さん
〈おすすめコメント〉
本作は、ポップカルチャーに明るい筆者による批評集で、友達と語ったときの「こんな捉え方もあるか」という見方を提示してくれます。世の中には、たくさんのコンテンツがあって、それらが内包する魅力的な世界を楽しむことができますが、ここに外の視点からの切り口を与えてあげると、構成する要素には実はこんな意味があって、など、違った見方をすることができるようになることがあります。もちろん、それは違うだろう、と感じる論もあるはずで、自身の賛否含む思索が、世界の持つ「物語」に深みを与えてくれるのではないかと思います。
ポケモンから宇多田ヒカルまで、さまざまなコンテンツが取り上げられているので、知っているものから読み始めるのもおすすめです。