市川市ゆかりの辻内さん、羽賀さん パラリンピック前に市川市長へ表敬訪問
パリ2024パラリンピックに出場する2人のアスリート、水泳の辻内彩野選手(27歳)と、車いすラグビーの羽賀理之選手(39歳)が8月1日(木)、市川市役所で田中甲市長を表敬訪問。子どもたちから花束を渡され応援を受けた。
市長は満面の笑顔で2人を迎え「ようこそおいでくださいました。日本代表として世界で堂々と戦ってきてください」と激励した。
続いて、羽賀さんの出身校、行徳小学校の児童や市内のスイミングクラブに通う10人が声をそろえ、「金メダルめざしてがんばってください」と元気にエールを送り、2人に花束を手渡した。
辻内選手は女子100M自由形(S12クラス)などに出場。「大会では自己ベストとメダルを狙う。でも、メダルを考えすぎることなく、高校3年間にインターハイに向けてがんばった日々を思い出し、平常心で臨みたい」と抱負を述べた。
羽賀選手は「リオ、東京と金メダルに届かず悔しかった。今の代表チームは、さらに力をつけ、歴代最強になったと思う。行徳で過ごしたころの友人もたくさん応援してくれており、期待にこたえたい」と力強く語った。
パリ2024パラリンピックは、8月28日(水)から9月8日(日)の12日間行われる。
辻内彩野選手
東京都江戸川区生まれ。市内の昭和学院高校で3年間学び、水泳で活躍。
大学入学直後、徐々に視力が低下する黄斑ジストロフィーの診断を受け、2017年からパラ水泳に参戦。
日本記録、アジア記録を数多く保有し、前回の東京2020パラリンピックから2大会連続出場となるパリでは、アジア屈指のメダル候補と期待されている。
羽賀理之選手
行徳に生まれ、中学1年生まで過ごした。
幼少期から野球に打ち込み活躍したが、専門学校時代に交通事故でけい椎を損傷し、20歳で車いすラグビーを始める。
豊富な運動量とファイトでトップ選手となり、2019年からは代表チームの副キャプテンを務める。
自身のパラリンピック出場は銅メダルを獲得したリオ、東京に続き3大会連続。パリで悲願の金メダルに挑む。