豊受神社若衆「西組」の神酒所隣に立つ御分社を知っているだろうか。5月25日(土)、この御分社に神様を移す儀式、「分社式」が行われた。
豊受神社には総代長や総代、若衆のメンバーが集まり、式典が始まったのは午後3時50分ごろ。厳かな式典が終わって、社殿から御分霊を運ぶ若衆は皆、緊張の面持ちだった。
4時10分ごろ、西組の提灯と宮司を先頭に御分霊を運ぶ行列が豊受神社を出発した。御分霊の後ろには宮神輿が大勢の手でゆっくりゆっくり運ばれていく。
豊受神社から神酒所(猫実4-16)までは細い道も多く、大きな宮神輿が曲がり角を曲がるのは一苦労。ほんの少しの段差でも重い神輿を気遣いながら丁寧に進んでいく…。道中、行列を見かけて足を止める人も多く、「なんだろうと思って、行列を待っていたらお神輿が来た!」とうれしそうな声も。
30分ほどして、西組の提灯飾りのある通りに出るとさらに大勢の人が行列を待っていた。祭り好きの多い浦安らしい光景だ。
4時40分過ぎ、御分社に到着。御分霊が移されると若衆たちが見守る中、宮司が祝詞をあげ、儀式が執り行われた。分社式は無事終了。
8年ぶりの三社祭に向けて、また一つ大切な準備が整った。待ち遠しいお祭りはいよいよ来週から。