妙典小から幸小にレンコンの輪が広がる
5月5日(祝)、妙典地区で最後のハス栽培を行っている「妙典小ハス田クラブ」(事務局/安達宏之さん)が、快晴の下、ハスの植え付け作業を楽しんだ。
毎年恒例のバケツリレーからスタート!
「妙典小ハス田クラブ」は、環境保全団体「三番瀬フォーラム」と妙典小学校の教員たちが、かつては一面ハス田だったこの地にハスを残そうと立ち上げた団体。
ハスを栽培してきた地元農家の篠田務さんらの協力を得て、毎年春の植え付けと秋の収穫を親子で体験している。今回は、新たに幸小学校でもハスを育てようと「ハスっ子クラブ」が立ち上がり、その植え付け用の種を分ける作業も行われた。
まずはハス池の水を汲み出すための恒例のバケツリレーからスタートした。作業中に「ヤゴ、見つけたよ」という声が聞こえると、子どもたちが集まってくる場面も。
参加者の一人、石井美琴さん(高1)は、妙典小の卒業生。毎年の春の植え付け、秋の収穫を体験してきたが、今回は高校の同級生を誘って参加した。
「高校には4月に入学したばかりで友達になってまだ半月ですが、同じ理科部で気が合うんです」と、友人との楽しい時間を過ごしていた。
幸小に植え付け用の種がやってきた
妙典小での作業が終わると、幸小にハスの種を運ぶ。「ハスっこクラブ」(石井智子代表)では、地域でメンバーを募集して、校内に蓮池を準備したそうだ。「ハスっこクラブ」の子どもたちは、池にはっていた藻を取り除いたり、バケツリレーなど夢中になって作業を行っていた。
妙典小からの種が「ハスっこクラブ」の蓮池に植え付けられ、ハス栽培の仲間の輪が広がった。