きれいな庭に思わずうっとり
5月3日(祝)~12日(日)、丹精こめて手入れをした庭を庭主が公開する「いちかわオープンガーデン2024」が開催された。期間中は天気の良い日も多く、たくさんの人が庭主自慢の庭巡りを楽しんでいた。
八幡の小森宅は、低いフェンス越しから咲き誇る花々がよく見える庭。訪れた女性は「吸い込まれるように入って来ちゃいました」とほほ笑んだ。花を楽しむだけでなく、散歩ができる庭の造りやフォトスポットなどが設けられており、訪れた人たちを楽しませた。
小森夫妻は7年前に同イベントで公開された庭を訪れたのがきっかけでガーデニングに目覚め、2019年から参加するようになった。「庭の土を掘り起こすところから始めたので、ご近所さんから『何をやってるの?』と不思議がられました」と笑う。「ゆとりがあって、居心地の良い空間作りを心掛けています。何より、来てくださった皆さんとお話しするのが楽しいんです」と話した。
中国分の吉田宅は、じゅんさい池の木々に囲まれまるで森の中にいるような静かな空間。小さくてかわいらしい花が中心で、青や紫のカラーが涼しげだ。訪ねてきた女性が設置してある巣箱に気付くと、吉田さんとシジュウカラについて談笑し始めた。吉田さんは「お花だけでなく、地元の歴史や鳥のことなど、皆さんと会話できるのがうれしいですね」と満面の笑みで答えた。
グループで訪れていた女性たちは「今日はこの辺りをぐるっと見る予定。素敵なお庭ばかりでワクワクするわ!」とマップを片手に足取りも軽い。
来年はどんな庭が楽しめるのか、今から楽しみだ。