学生たちへ向けビジネス探求の講座開催
11月9日(木)、東京ベイ信用金庫と関東財務局千葉財務事務所が協働し、千葉商科大学で「ビジネス探求」の講義を実施。金融のプロたちが講師となり、学生たちは現場の生の声に熱心に耳を傾けた。
今回講師を務めたのは、財務省関東財務局の近藤麻衣子調査官と、東京ベイ信用金庫の職員。
近藤調査官は、金融機関と財務局との関係を中心に、金融行政の機能について講義した。金融活動を円滑に行うために、金融機関を監督、検査するのが財務局の役割であると解説した。
東京ベイ信用金庫の榊大輔地域サポート課長は、信用金庫と銀行の違いについて説明。信用金庫の役割として、顧客への経営支援や相談、新規事業を開拓するためのビジネスマッチングの場を設けるなど、地域経済の活性化のために活動していると話した。
続いて、若手職員が、実際の業務内容や、やりがいについて実体験を披露。人事部職員も登壇し、採用の立場から就職活動へのアドバイスを送った。
質疑応答では、複数の男子学生から子育てと仕事の両立についての質問があり、男女ともに夫婦共働きが前提の職場環境が求められていることが伺えた。ほかにも人口減少社会において、金融機関のビジネスモデルは今後どう変化していくのかなど、活発な質疑応答が続いた。
終了後、出席した学生は「有給休暇制度はどこの会社にもあるが、実際の現場でどのように運用されているのか資料ではわからない。こうやって直接話を聞くことができるのはとてもいい機会でした」「私はまだ1年生ですが、社会で働く人から話を聞いて、将来を想像しやすくなりました」と感想を述べた。